2012年12月4日火曜日

CDM(クリーン開発メカニズム)について

こんにちは!カタールより派遣メンバーの長澤です。

ドーハでは昨日からCOP18の第2週目が始まりました!
今週からは閣僚級会合が始まるため、先週に増して熱いCOPになりそうです。


会場も先週と比べて随分混んでいます。
電車で言うなら、先週が昼間の空席のある状態で、今週がラッシュアワー少し前の空席が少ない状態って感じですね。。。



こちらが先週の様子。まだ空間がありますね。


で、こちらが今週の様子



入口を通るのに先週よりも少し時間がかかります!
違いますよね!?人の数!その場にいる人間としては場の雰囲気、活気の違いも感じました。

そういえば、毎日ほとんど同じ時間に乗っているバスも、空席のあった先週とは違い、ほとんど満席状態でした。


午前中からお昼にかけては、AWG-KP(京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会)の重要な論点の一つであるCDM(クリーン開発メカニズム)のInformal Consultationsがありました。



そこで驚いたのが、これまで見学した会議の中で一番、ずば抜けて日本の発言回数が多かったことです!
話していたのはKPCP2(京都議定書第2約束期間)に数値目標を提出しない国がCDMを利用できるか、について。

CDMとは、先進国が途上国で行った温室効果ガス排出削減事業によって削減された排出量の一部を自国の排出量に割り当てることができるという、というものです。
これは支援を与える側の力が大きいため、先進国にとっては大変都合がよいのです。
KPCP2に参加しない国がCDMを使うなんて許せない!という途上国の両方と、使える便利な制度は手放したくないからという理由で日本に賛成の意を示す先進国に挟まれながら何度何度もも発言を繰り返す姿に思わず身を乗り出して会議に聞き入ってしまいました。

明日以降の動きが楽しみです!

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