2012年12月8日土曜日

Don't you doubt what you can know is what you want to know?


みなさま

こんにちは
国内班のえりこです。

昨夜帰宅後、COP18が終わったか状況をチェックしてみると、
案の定延長していました笑

国内からでも会議の様子はWEB-CASTで観ることが出来ます。
http://unfccc.int/meetings/doha_nov_2012/meeting/6815/php/view/webcasts.php
(現在は終了しています)

よし、じゃぁこれから見るか~と思ってたのですが、
会議が始まらないと音声もないので分かりません。

いま、考えれば「Negotiator」でチェックすれば良かったのかしら...
https://itunes.apple.com/app/negotiator/id568085923?ls=1&mt=8

このいつ始まるか分からないという状況はCOPではよくあり、現地でもけっこう困ります。

結局えりこは、小鳥さんの囀りと柔らかな日差しに冬の朝特有の冷気が緩やかに解ける
のを感じながら、Let's noteが画面に描写した「The conference has concluded」という
コードに小さな胸を痛ませつつも、ライナスのように肌を包む毛布に一定の充足感と安心感を確かめて…


ところで、会議はどうして延長するのでしょうか。
大きく2つの原因が考えられます。

原因1:合意形成が上手くいかないから、延長する
原因2:延長した方が合意形成が上手くいく

COPに集まっている200弱の国々の全てがどちらか片方の理由を支持しているのでしょうか。
もし、そうでなければこの「環境」にも改善の余地があると思います。


「ルール」というものは、それを破らないという約束の下に成立しているものであって、
その約束を放棄するだけのインセンティブを持つ代替手段がある場合、「ルール」は形骸化します。

「延長」した際には、その表向きの「ルール」がいくらか崩れて、その裏にあるより実利に密接な「裏ルール」によってアクターが動き出すために、話がまとまるのかもしれません。

私達、オブザーバーがどれだけその様相を「観測」できるのかは残念ながら分からないところだと思います。

ただ、2週間の会合期間が「延長」時間のための長い助走期間に過ぎないのであれば、
私達が観測しているものが「何であるか」をよく考えた方がいいのだと思います。

特に多くの「観測者」は現地に行かず、発信者による「二次情報」で判断せざるを得ません。

現地の「観測者」と国内の「観測者」の情報格差は、SNSの発達もあり、小さくなってきているとは思います。

しかしながら、現地の「観測者」が得ている情報がCOPというお祭りから与えられた「サービス」に過ぎない危険性も意識しなければいけないと思います。

えりこ

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