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2016年1月26日火曜日

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第7回:世界からパリ協定を見てみると!?

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第7回:世界からパリ協定を見てみると!?

こんばんわ!
アドボカシーチームの島崎です。
今夜は世界中の「パリ協定」への反応をまとめてみました!
英語の記事ですが、ぜひチェックしてみてください!



●入口的な記事
・“Short answers to hard questions about climate change”
【コメント】身近で面白い。難しい質問だけど、ちゃんと応えてるのが◯。読者が自分で疑問を投稿できるところもいい。
http://www.nytimes.com/…/science/what-is-climate-change.html
・ ”What climate change looks like”
【コメント】ビジュアル付きの記事
http://www.nytimes.com/…/2015-paris-…/type/change-visualized

●解説的な記事
・ ”To achieve Paris climate goals, U.S. will need new laws”
http://www.nytimes.com/…/to-achieve-paris-climate-goals-us-…

・”Paris Climate accord is a big, big, deal”
http://www.nytimes.com/…/paris-climate-accord-is-a-big-big-…
ぜひチェックしてみてください!
これにて、【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
シリーズは連載終了となります。ご拝読ありがとうございました。

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第6回:日本中が注目!パリ協定に対する反応は!?

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第6回:日本中が注目!パリ協定に対する反応は!?

おはようございます!
アドボカシーチームの岩澤です。
今日は、「パリ協定」に対する日本中からの反応をまとめました。
多くの人々が「パリ協定」に注目しています!
気になる記事を、ぜひチェックしてみてください!

●パリ協定への反応
・NHK、「視点・論点 「COP21とパリ協定」」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/234515.html
・BBC、「COP21、パリ協定を採択 温暖化対策で世界合意」
http://www.bbc.com/japanese/35086174
・毎日新聞、「COP21 米中主導「画期的な合意」 パリ協定「緩さ」には批判も」
http://mainichi.jp/articles/20151214/dde/041/040/039000c

●COP21後の気候変動政策
・autoblog、「カルロス・ゴーン氏、「EV市場における我々のリーダーシップは誇れるが、まだ十分とはいえない」と発言」
http://jp.autoblog.com/…/ghosn-while-i-m-proud-of-our-ev-l…/
・ニッセイ基礎研究所、「COP21「パリ協定」が日本に迫るもの~原発再稼動・増設の是非と再エネ普及に伴う国民負担増~」
http://blogos.com/article/150643/

次回は「世界からパリ協定を見てみると!?」です!

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第5回:途上国への「資金支援」!

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第5回:途上国への「資金支援」!

こんにちは!
アドボカシーチームの針谷です。
今回はパリ協定の解説の一環として、先進国が途上国に行う「資金の支援」について紹介します!



●途上国の排出削減を、先進国が支援する
いわゆる「発展途上国」の中には、技術力や資金の面から自力で排出削減を行うことが困難な国もあります。京都議定書では、いわゆる「先進国」が削減義務を負ったのに対し、中国・インドを含む途上国には削減義務が課されず話題となりました。
しかし、途上国だからといって温暖化対策をしなくてよいわけではありませんし、すでにそんなことも言ってられないほど、温暖化は進んできています。
そこで今回のパリ協定でも、先進国が途上国に対し、温暖化対策資金を提供することが義務となりました。

●支援金額には「法的義務」はない!
そうなると、日本に住む私たちは
「いったいいくら出すことになったの?」というところが気になります。
実はこの具体的な金額については、COP21の中でも最後まで対立が続いたテーマで、パリ協定には明示されませんでした。つまり今回は、各国には「◯◯億円の支援をすべき」といった義務づけはなされなかったことになります。
ただ協定本体とは別の「決定文書」には「2025年に先立って、1000億米ドルを底値とした新たな資金目標を設定する」と記述があり、この金額を目安に再び話し合いを行い、金額を決定していくことになりそうです。
また文書には途上国からの資金援助についても記述があり、今後途上国の中からも支援を行う国が増えていくことが期待されます。

もちろん温暖化対策は日本だけで行うのではなく、途上国を巻き込みながら協力することが必要です。資金を提供するからには、「それが確実に排出削減につながるのか?」という透明性が大切になってきますね。

次回は「日本中・世界中が注目!パリ協定に対する反応は!?」です。

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第4回:排出削減の「5年サイクル」!

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第4回:排出削減の「5年サイクル」!

こんにちは!
アドボカシーチームの津田です。

今回は温室効果ガスの排出削減目標の「5年サイクル」について紹介します!



●各国の排出削減目標の達成は「法的な義務ではない」!
京都議定書では、先進国のみが自国の目標を達成することが「法的な義務」でした!
しかし、目標が達成できなければ国際法違反になり罰則があったため、嫌がったアメリカや途上国は京都議定書に参加しませんでした。
しかし、パリ協定では全ての国が温暖化対策に参加することが重要です。
そこで目標達成を「法的な義務」にする代わりに、「5年サイクル」で自国の目標の作成し、達成できたかを検証されることになりました!

●「5年サイクル」で対策は数十年規模で続く!?
大学で学生は「半年ごと」に授業を受け、定期試験やレポートで「実際に身についているか」を試されます。
パリ協定で全ての国は「5年ごと」に排出削減の目標を提出し、その目標が「実際に達成できたのか」を「検証」されることになります。
このことで、法的義務付けがなくても、各国は検証をクリアするために目標を達成しようと努力するということです!
このサイクルが5年、10年、15年…50年…と続いていくことで、各国は半永久的に排出削減目標を作り、対策を強化することになります!
このことで、「21世紀後半中に世界全体の排出量実質ゼロ」を達成するための土台が出来上がったのです!
日本も今後、このサイクルの中で削減に積極的に取り組んでほしいですね!

次回は「日本中・世界中が注目!パリ協定に対する反応は!?」です。

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第3回:「今世紀後半に、排出量は実質ゼロ!」

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第3回:「今世紀後半に、排出量は実質ゼロ!」
こんにちは、CYJアドボカシーチームの岩澤宏樹です!

この連載は、気温目標、緩和の長期目標、緩和の5年サイクル、資金支援、適応、損失と被害の6項目について解説します。今回は2点目の「緩和の長期目標」についてです。

パリ合意(Paris Agreement)4条1項の要約は以下の通りです。
・できる限り早く排出量のピークを迎える
・今世紀の後半中に排出と吸収・貯留のバランス(排出=吸収・貯留)を達成する。つまり、実質排出量は0になる。

「今世紀後半に人為的な排出と温室効果ガス吸収をバランスさせるために、急速な削減を行う」
(to achieve a balance between anthropogenic emissions by sources and removals by sinks of greenhouse gases in the second half of this century)と書かれています。つまり、将来的に「実質排出0が記載された」 ことを意味します。

COP21終了時の様子(写真右側が、議長国フランスのファビウス議長)

この目標はIPCCで2度目標のために必要とされている科学的根拠のある目標であり、「世界は将来化石燃料を使わない再エネ中心の社会へ移行する!」というメッセージであります。
田村賢太郎氏(IGES)によると、「パリ協定の最大の成果は、化石燃料に依存しない社会(低炭素社会)作りに向けて世界が動き出すことを、長期的シグナルとして社会、特に民間企業に対して発信したこと」としています。
このように、世界全体の今後の流れとして実質排出ゼロが打ち出されたことは、政府・企業・市民社会等の各アクターが低炭素化に向け動いていくことを意味します。世界の方向性を示したのがパリ合意4条1項であるといえるでしょう。

*参考
・IGES「COP21が2020年以降の新たな国際枠組み「パリ協定」を採択:
成果と課題」 

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第2回:気温上昇を「2℃/1.5℃未満」で食い止めよ!

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第2回:気温上昇を「2℃/1.5℃未満」で食い止めよ!
こんにちは!
アドボカシーチームの津田です。
今日はパリ協定の中でも「気温目標」に注目したいと思います!



●2100年には気温が4.8℃も上がる?
みなさん、現在世界の平均気温はどれくらい上昇していると思いますか?
世界気象機関によると、現在世界の平均気温は産業化以前より約「1℃」上昇しています!
たった1℃ですが、すでに途上国では水没や豪雨により深刻な被害が出ています。
IPCC第5次評価報告書は、このままでは世界の平均気温は今世紀末には最高で4.8℃上昇すると予測しています。


深刻な被害を防ぐには気温上昇「2℃」未満に抑えることが必要だと言われています。
しかし、すでに被害を受けている途上国はこれでは不十分だと「1.5℃」未満を主張しました。
「1.5℃」を達成するには、現在の化石燃料主体の社会からの大転換が必要です!
しかし、今回のパリ協定では「2℃目標」「1.5℃目標」が記載されました!
つまり今後、世界の対策は「2℃/1.5℃目標の達成」のために行われます!
これは「起こってからでは遅い、今すぐの大きな対策が必要だ!」という世界へのメッセージです!

第3回は「今世紀後半に、排出量は実質ゼロ!」です。

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】第1回:「パリ協定」って何やねん?

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 
第1回:「パリ協定」って何やねん?


こんにちは、アドボカシーチームの津田です!
昨日12/12に歴史的な温暖化対策の国際法「パリ協定」が採択されました!
でも、その内容は、分かりくいです…
ということで今日から2週間、パリ協定を「めっちゃ分かりやすく?」解説したいと思います!

●パリ合意は何が歴史的なの?
今回のポイントは3つです☆



① 世界 “196か国” が参加
今回の協定には、世界196か国全ての合意を得ました!
たった一か国でも合意しなければ協定は採択できないことからも、その難しさが分かります。実際、2009年には一度合意に失敗しています。

② 2020年以降、全ての国が排出削減に取り組む
今回の合意では、アメリカ・中国・インドから小さな途上国まで全ての国が排出削減に取り組みます。ついに世界全体が温暖化を食い止めるべく一つになったと言えます!

③ 法的拘束力のある協定
法的拘束力のある国際法なので、守らなければ国際法違反になります!
つまり、パリ協定は「全ての国が温暖化対策を"行う"義務を定めた国際法」なので、歴史的なんですね!

この詳細については、第2回以降で見てみましょう!

2015年11月10日火曜日

COY11の魅力をお届けします!

こんにちは!CYJメディアチームの有村です。
いよいよCOP21の開催があと20日と迫ってきましたね!
そしてなんと、COY11の開催まであと16日なのです。実はもう2週間を切っています!!
ということで今日はCOYとは何か、どんなことが行われるのか、またCOYの魅力についてたっぷりとお伝えします。


COYとは?
COYとはConference of Youthの略であり、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)に合わせて開催される、世界中のユースが気候変動をテーマに集う国際イベントです。ネットワークづくり、情報交換やCOPでの活動計画を議論する、いわば「ユースの、ユースによる、ユースのための」会議です。
今年はCOP21の開催地であるフランス・パリで、COY11が11月26日から28日の3日間開催されます。この会議には約5000人もの若者が全世界から集まり、気候変動問題に関する議論を交わします。
COYは2005年以来、毎年COP直前に開催され、国連気候変動枠組条(UNFCCC)事務局公認のYOUNGOがアドバイザーを務めています。YOUNGOは世界中のユース団体(Youth NGO)のネットワークを指し、2009年以来、UNFCCC事務局からユース組織として正式なオブザーバーのステータスを与えられています。今年のCOY11は、フランス現地のユース団体であるAvenir Climatique, CliMates, French Scouting Federation, REFEDDが主体となって企画しています。
COYに参加する世界中のすべてのユースが、気候変動に関する様々なワークショップや専門家による講義、展示企画などに参加することができます。今年のCOP21では京都議定書に続く気候変動対策の新たな枠組みの採択が予定され、国際交渉において非常に重要な年です。


                          (COY10にて、アジアユースと野外でのミーティングの1コマ)


具体的にどんなイベントがあるの?
AYCN(Asian Youth Climate Change)との意見交換会

アジアユースとのミーティング、ワークショップの開催
    ■台湾、韓国とのワークショップ
===>COP10では、アジアにおける気候変動の影響と適応について他国のユースに知っもらうため、各国がそれぞれ災害の激化や気候変動の農業への影響について発表しました。

ワークショップに参加する。
    ■Skill Sharing Workshop
===>COY 10で開催されたSkill Sharing Workshop では、“私たちがどういった目的を持って、どういったターゲットに対して、どのような手法でアクションを起こすか”について過去の事例なども用いながら、意見の交換をしました。

他国ユースへインタビューを行う。
        COY10のときのインタビューの様子はこちら!
          ====> https://youtu.be/aqt8-SYw21I



COYでのとある1日
8:00   朝食

9:00   レセプションに出席

10:00  Training Sessionに参加
他国のYOUTH や、大学の教授のレクチャーを受け、今後のエネルギーと環境との共存について議論を行いました。

11:00  Skill Sharing Workshopに参加
私たちがどういった目的を持って、どういったターゲットに対して、どのような手法でアクションを起こすか”について過去の事例なども用いながら、意見の交換をしました。

12:00  昼食

1:00   Skill Sharing Workshopに引き続き参加

15:00  これからのワークショップにむけての話し合い

16:30  会場のサイドイベントを回る

このように3日間があっという間に過ぎていってしまいます。。



私もこのたびCYJのメディアチームの一員として、COP21/ COY11に参加させて頂きます!世界中のユースの声を日本に届け、日本を、そして日本のユースを活気づけたいと思います。
では、また。




[文責:有村]




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<参考文献>
■パリの環境国際会議に一石を投じよう!大学生が「地球の将来」をガチで議論する
 https://www.makuake.com/project/youthmodelcop/



2015年10月31日土曜日

COP21まで残り30日!いま話題のCOP21を知ろう!!


Happy Halloween!どうも、CYJメディアチームの稲田理人です。
今日は、ハロウィンということで、お菓子や仮装がとても楽しみですが、なんとCOP21開催まで残り30日でもあるんです!!

そこで、今回は、気候変動問題の節目として世界が大注目をしているCOP21についてざっくりとご紹介したいと思います。

【そもそもCOP21って何?】

COPとは、Conference of the Partiesの略で、締約国会議を意味し、国際条約の中で、物事を決定するための最高意思決定機関として設置されています。
今回パリで行われるCOP21は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づく、21回目の地球温暖化に対処するための締約国会議ということになります。


【なんで注目されているの?

発展途上国や先進国を含めたすべての国が参加する2020年以降の新たな温暖化対策の国際的な枠組みが決定されることが期待されるからです。

気候変動交渉の流れ
今までの交渉経緯を見てみると、

1992年に『危険な気候変動を防ぐこと』を究極的な目的とした気候変動枠組条約(UNFCCC)が作られ、国際的な気候変動対策が始まりました。
みなさんも一度は耳にしたことがあるだろう京都議定書では、温室効果ガス排出に上限を設けた初の国際条約となりました。しかし、京都議定書で定められた期間以降の国際条約としてポスト京都議定書を採択しようとしたCOP15では、先進国と発展途上国の対立により、合意を行うことが出来せんでした。この結果、京都議定書は期間を2020年まで延長したものの、日本を含む一部の国はこれに参加せず、自主的な温室効果ガス削減目標を設定するのみとなりました。
翌年、交渉の仕切り直しとして、法的拘束力のある国際的枠組みを2015年に合意することが決められ、長い時間を書けて準備が行われてきました。
そして、今年2015年パリでCOP21が行われるというわけです。

つまり、すべての国が参加する国際的な枠組みがようやく決められるのが今回パリで行われるCOP21となります。
COP21の重要性が少しは伝わったでしょうか?


【気温上昇で何が起きるの?】

気候変動問題でよく言われる地球温暖化ですが、気温が上昇すると私たちの身の回りで何が起こるのでしょうか?
最新の科学的知見をまとめた権威あるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第5次評価報告書によると、地球温暖化は疑う余地がないと示され、これは、人為的な温室効果ガス排出によるものである可能性が極めて高いと結論付けられました。また、現在の削減目標に基づくと、今世紀末の気温上昇は3度前後、厳しい温暖化対策が行われたとしても2度未満の達成は難しいと言われています。


世界平均気温の変化に伴う影響の事例(気候変動2007:統合報告書より引用)

上の図は、世界平均気温の上昇に伴う影響の事例です。(文章の左端が影響の出始めるおおよその気温上昇のレベルを示していることに注意。)この図によると、1℃未満の気温上昇により、サンゴの白化現象が増加したり、沿岸域では、洪水及び暴風雨被害の増加が懸念されることがわかります。
洪水及び暴風雨の被害といえば、茨城県、栃木県、宮城県に大雨特別警報が出された平成27年9月関東・東北豪雨を思い出す方も多いと思います。

日々の気温変化の中では1℃未満の変化は些細なものに感じてしまうかもしれませんが、世界の平均気温が僅かでも上昇するということは、様々なリスクが増加してしまう、大変なことであることが分かっていただけたでしょうか。

【自分たちに出来ることは?~COY東京に参加してみよう】

平均気温が上昇すると自分たちの生活にも影響が出ることがわかりました。今すぐ行動を起こしたいけど、パリは遠いし、行けない・・・そんな人も中にはいるのではないでしょうか?そんなあなたに提案です!!COY東京に参加してみませんか?
COYとは、Conference of Youthの略で、毎年COPにあわせて開催されるユースのためのイベント。気候変動や持続可能な社会に関するワークショップや講演を行ったり、気候変動に関心の高いユースが集まる一大イベントです。
COY10の様子
今年は、パリで行われるCOYの他に、
Local COYとして、11月26日~28日に東京でも開かれます。日本、そして世界のユースと、私たちの未来を左右する気候変動問題について考え、行動してみませんか?
詳しくは、以下のURLからご覧ください。
http://tokyo.coy11.org/en/



気候変動問題の節目となる2015年・・・
この機会に、気候問題、世界の動向に目を向けてはいかがでしょうか?


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【参考文献】

国立環境研究所 環境問題基礎知識
https://www.nies.go.jp/kanko/news/21/21-1/21-1-05.html

環境省 過去の気候変動枠組条約締約国会議(COP)の開催状況と結果について
http://www.env.go.jp/earth/cop/

気候変動の、今を伝えるIPCC report communicator
https://funtoshare.env.go.jp/ipcc-report/

気候変動2007:統合報告書
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/syr_spm.pdf

気象庁 平成 27年 9 月関東・東北豪雨について
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/18f/20150918_gouumeimei_sanko.pdf

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2015年5月16日土曜日

政府目標案に隠された落とし穴——今こそ温暖化対策に向けた国民的議論


■ COP21に向け、政府が削減目標案を発表

 政府は先月末、国全体で取り組む温室効果ガスの削減目標について、新たな指針を公表しました。日本の排出量を2030年までに、13年比で26%削減、05年比では25.4%削減するとしています。原子力発電所の稼働や再生可能エネルギーの普及を中心に削減量を推計したようで、15年間で現在の排出量の4分の1を削減するという目標になっています。

 そもそもこの目標値は、11月末から開かれる国連の気候変動パリ会議(COP21)にて、世界規模の中期的な削減目標を決めるために各国が素案として提示するものです。すでに、EU2030年までに90年比40%減(05年比35%減)、米国は2025年までに05年比2628%減という目標を策定し提示しています。



土壇場で目標値かさ上げ、しかし問題は山積み

 日本の目標値設定の背景には、数値をこれら諸外国の目標値と遜色ないものにしたいという思惑があります。政府は当初、目標値を13年度比20%減と定める方向で調整していましたが、COP216月のサミットなどをにらみ、国際社会で批判を招かないよう数値を上乗せする方向で検討が進んだようです。削減量が上乗せされたことは好ましいことのように思われるかもしれませんが、ここには看過できない2つの落とし穴が隠されています。


それでも目標値が低すぎる

 この数値については「目標値として低すぎる」との見解が数多く出ています。気候変動に取り組むNGOのネットワーク・CAN-Japanは、「世界規模で必要とされている削減値を満たし」「他国との配分において衡平で」「日本の削減余地に見合った」削減割合を分析し、「2030年までに90年比40%50%の削減」が必要との結論を得ていますが、言うまでもなく今回の目標値はこの値には大幅に届いていません。

 また、12年には「2050年までに80%削減」という項目を盛り込んだ「第四次環境基本計画」が閣議決定されましたが、この政府自身の目標値からも後退していることになります(削減が直線的に行われると考えれば、2030年までに約35%の削減が必要)。



目標値設定のための議論が少ない

 しかし一番懸念すべきは、目標設定に際し、根拠となる部分について建設的な議論があまりなされなかった点でしょう。

 平行して議論されていた2030年時点の望ましい電源構成(ベストミックス)は、再生可能エネルギーを2224%、原子力を2022%と示す案に決着しました。
(ベストミックスについて、詳しくは510日記事を参照)

 この配分に関しては、再生可能エネルギーの発展可能性を過小評価しているのでは、との批判ととともに、当然ながら原子力への依存度が高い点が問題視されています。2030年に原子力の割合を2割以上とするためには、40年が原則となっている原発の運転期間を60年に延長するか、原発の新増設しかありません。もちろん、今の世論が再稼働を簡単に容認するとは思えませんが、かといって再稼働ができないとなれば、電源を石油火力に頼らざるを得ず、温室効果ガスの削減が遅れてしまいます。

 いずれにせよ、今回の削減目標設定については、議論が拙速に行われた一方で、重大な問題がおざなりになってしまった印象を受けます。




今こそ議論と行動を!

 政府は2005年から「パブリックコメント制度(意見公募手続制度)」を導入しています。これは省令や法令を決める際に用いられる制度で、政府はこれらの命令等を定める際、原則として、あらかじめその案を公表した上で、国民から広く意見や情報を収集し、それらを十分に考慮しなければなりません(行政手続法第6章 第38条~第45条)。これは、私たちが問題意識を持ってきちんと意見を届ければ、国の方針を変えることだってできることを意味します。

 現在、資源エネルギー庁HP上には「長期エネルギー需給見通し(エネルギーミックス)に関する意見箱」が設けられています。また温室効果ガスの排出削減目標についても今後、政府がパブリックコメントを実施するようです(詳細は未発表)。
 
 今こそ、私たち若者を中心とした、国民的な議論が強く求められています。
 上記パブリックコメントについては、詳細が発表され次第、本ブログ上でお知らせします。
 皆さんも一緒に、温暖化対策のあるべき姿について考えてみませんか。そしてぜひ、私たちの声を政府に届けて、よりよい日本の未来を作っていきましょう。




(文責:針谷)




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 CYJは創設以来,基幹事業のひとつとして「省庁への声明文提出」に力を入れてきました。
(過去の活動実績)
COP や気候サミット開催に合わせ,外務省,経産省,環境省に直接赴き提出
・提出の際に意見交換を実施
・若者向けのイベントを開催し、パブリックコメントを収集した上で提出

 今年度も、COPに向けて活動していきます。団体についての詳細に興味がある方は、HPFacebookページも合わせてご覧ください。




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<参考文献>
NPO法人気候ネットワーク 『あなたも政府に意見を出そう!問題だらけの「エネルギーミックス」と「温室効果ガス削減目標」』(201551日付)
日本経済新聞電子版 『電源構成、決め方に疑問 再生エネ増やす余地も』(2015420日付)
日本経済新聞電子版 『温暖化ガス、2030年までに26%減 政府が目標案』(2015430日付)
日本経済新聞電子版 『温暖化ガス削減目標、欧米にらみ最後に上積み 政府26%目標』(201551日付)
経済産業省 資源エネルギー庁HP 『長期エネルギー需給見通し(エネルギーミックス)に関する意見箱
ソーシャルイノベーションマガジン「オルタナ」HP 『環境NGOが温暖化目標を批判、「90年比1割減はありえない」』
北海道新聞HP 社説 将来の電源構成 民意を無視した原発回帰』(2015430日付)
WWF Japan HP 『憂慮すべき日本の温室効果ガス排出量削減目標
産経ニュース 『温室ガス26%減 高すぎる目標を危惧する』
e-Gov 『パブリックコメント制度(意見公募手続制度)について』
e-Gov 法令データ提供システム 『行政手続法』