2016年11月6日日曜日

【COPに参加して、いま思うこと。】

こんにちは!2014年に南米のペルーはリマで開催されたCOP20の派遣メンバーのなこです。
今回は、過去のCOPでの経験を振り返って、今にどう影響しているかをお伝えしようと思います。

私がCOPに"派遣されたい!"と思った理由は、何か行動を起こしたいと思ったという、実に短絡的なものでした。ずっと、気候変動や環境問題に興味があったものの、実際に何も行動に起こせず、うずうずしていた時にCYJの活動を知りました。

だからこそ、いざ派遣となると知らないことが多く、専門知識のない自分が国際会議に行く意味などあるのだろうかと何度も思い悩みました。が、結果的には行ってよかったと思っています!



COP会議では、関心のある会議を傍聴したり、インタビュー活動を行ったりしました。また、現地の会場へ向かうバスの車内で途上国の政府の方々と隣になり、
「途上国へは、先進国より先に気候変動の影響が及び、すでに被害を受けているの」
という話を聞けました。自分がまさにその解決のための"現場"にいることに身が引き締まる思いがしたのを覚えています。

とは言え、こんな私が国際交渉の明日を担うことが急にできるわけもなく、COPでは現場を見て、勉強する、以上のことはできなかったと思います。
ただ、その前段階で行われた若者版COP(COY: Conference of Youth)にも参加したことで、同じ問題意識を持つ同世代の人々と意見交換できたのはとても刺激的でした。世界の様々な地域から集まった若者が、気候変動や環境問題の対策を改めて問い直し、自分たちの目指すべき将来について議論し、友人としてつながりを築くことができました。



私は現在、東日本大震災の被災地にある高校で英語の教員をしています。3年前のあの国際的な舞台からは遠い世界のようにも思えますが、震災で様々な経験をした生徒たちの成長に、間接的にでも私の経験を活かし、今度は"次世代へのつながり"に繋げられたらいいなと思います。

参加したあと、この経験をどう"つなげるか"が大切になってくる。そう改めて感じる今日この頃です。


 

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