2016年11月22日火曜日

国際社会におけるYouth の役割

こんにちは。今日はCOPに参加してみて感じた海外ユースの力強さと、それを支える制度について書きたいと思います。世界のユース(特に欧米系)は日本ユースが学ぶべき活動をたくさんしています。また、社会的・制度的にもユースが重要なステークホルダーだと日本よりはずっと認められているように感じました。




左の写真 はClosing the emissions gap - for pre-2020 action というアクションで、COP会場内でユースが中心になって行われていました。

各国が提出している温室効果ガス削減目標と1.5℃シナリオの間にあるギャップを埋める必要があることを訴えていました。






次の写真は、ユースの活動にもっと資金面の援助が必要だと訴えています。ユースには能力があり、もっと資金面での援助があれば、もっと大規模な活動ができることを述べています。

発展途上国、先進国問わず様々な国のユースが集っています。





このように、ユースがアクターとして多くのアクションを主導しています。ユースが行うアクションは元気がよく活気がある印象でした。



また、YOUNGOというUNFCCCによって公式に認められている世界のユースのグループは、
COPの議長と対話を実施する機会を得たり、意見書の提出を行ったりしています。

YOUNGOの一つのワーキンググループが今年のCOP期間中に提出したペーパーでは、世界各国が提出したNDC(Nationally Determined Contributions)に教育や若者の観点が含まれているのかどうかを独自に分析しています。

下の図は、その分析結果が地図としてまとめられたものです。濃い色がマークされている国ほど高いスコアを獲得しています(評価が高い)。ちなみに日本は教育や若者について言及がほとんどないと評価されています。


YOUNGO ACE WG Nationally Determined Contributions Analysis より引用。


このように、グローバルな舞台ではユース(若者)が自分たちも重要なステークホルダーであると自覚し、意見を発信し、活躍しています。



次の写真は、ユースがパリ協定特別作業部会(APA)という会議のオープニングセレモニーでスピーチをしている姿です。正式な会議のオープニングセレモニーで様々な立場のNGO等がスピーチをするのですが、そのなかに「ユース、若者」がしっかり含まれています。




若者が気候変動問題にとって重要なステークホルダーであると社会的に認識されています。


国際社会では、ユースは自分たちの役割や能力について自覚し、着実に行動しています。また社会としても、ユースに意見を述べる機会を提供しています。



日本においては、まだまだユースが重要なステークホルダーだという認識が社会的に足りないのでしょうか?また、ユースとしても自分たちの役割について自覚や活動が足りないのではないか?と考えさせられました。

以上です。


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