矢野拓洋です。滞在期間も残りわずかです。スウェーデンの社会学者、カール カッセゴールさんと食事会を開き、お話しさせて頂きました。カールさんはとても気さくな方で楽しくお話ししながらもたくさんのことを学ばせて頂きました。様々な側面から世の中は刺激され常に少しずつ変化しています。その様子を敏感に感じ取り、変化プロセスを具現化するのが社会学者の1つの役割と言えるかもしれません。気候変動問題をめぐって、社会そのものが変わりつつあります。カールさんが注目するのは気温が上昇することで生態系が崩れたり異常気象が見られるようになるといった意味での変化でなく、気候変動問題をテーマに人々が活動を起こし、それが社会に影響を与えることで生まれる変化です。今、私たち派遣メンバーがこうしてCYJと関わりCOPに来ているのも社会の変化を受けたものであり、また私たち自身も社会に変化を与えていくことで大きなムーブメントが生まれてゆきます。気候変動問題をそれだけで捉えるのではなく、社会問題として広い範囲からアプローチしていくことで、より大きな力をもって解決できるのかもしれません。カールさんのような社会学者が第三者的立場からそのプロセスを可視化することでより気候変動問題がフラットな社会問題として世の中に浸透して、ムーブメントはより大きなものになるでしょう。
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