みなさまこんばんは。吉岡渚です
いつもブログをご覧になってくださっている方、ありがとうございます!
今日は、「Youth(若者)はCOPで何ができるのか」というテーマで書こうと思います。
私は昨年COP18に参加しました。今年の派遣者の写真、ブログ、日報などを見ていると去年を思い出してとってもうらやましい気持ちになります。
もちろん、今回のテーマについては千差万別で、自分たちのできることは何と感じるかはYouth一人ひとり違うでしょうし、これと決まっているわけではありません。
なので、今回は私が個人としてどう考えているのかについてお話します。
私が思うYouthがCOPの場に行く意義は…正直たくさんあります(笑)
その中でも特に重要だと感じているのは
(1)
届ける
(2)
学ぶ
(3)
繋がる
の3つです。
(1)
は「届ける」。
交渉が行き詰まるのは先進国―途上国間をはじめとする各国の国益の対立が主な原因です。
しかし、この交渉が目指す真の到達点は世界的な気候変動の解決であり
目先の利害関係のために適切な対策の議論が進められないという状況はあってはなりません。
そこで、Youthをはじめとする市民団体はアクション、草の根運動などを通じて、気候変動の影響により危険にさらされている人々、気候変動の解決を望む人々の声を届けます。
もちろん、こういった活動をする環境NGOはたくさん存在しますし、Youthに限った話ではありません。
Youthだからこそ届けられる声は、「まだ見ぬ将来世代」の声です。
まだ生まれてきていない私たちの子どもや孫、さらにその先の世代の声。
今交渉を進め、政策を作っている人々は、未来の地球を生きる人々を本当の意味で考えられているでしょうか?もちろん、現代世代の幸福を守ることが彼らの使命でもあり、その狭間でジレンマに苦しむこともあるでしょう。
だからこそ、Youthが「現在世代と将来世代の架け橋」として、交渉の中で絶えず彼らに
“未来の世代”のことを留意させるよう働きかけることは大いに重要だと思います。
(2)
は学ぶ。
もちろん、その場で実際に交渉に影響を与える以外にもYouthの持つ可能性は他にもあると思っています。
というのも、COPはYouthのeducation, trainingといった性質を持っていると考えているからです。
COPという場に実際に行ってみると、気候変動という問題がいかに大きく、自らが如何に小さな存在であるかということを痛感させられた、という人も実際行った人の中には多いです。
しかし、それもまた一つの“学び”であり
COPで感じ、見て聞いたものすべてがその後の経験に生かされます。
COPに訪れたYouthが自国に帰り、それぞれの分野やコミュニティの中でその経験を生かしていくことで、世界中に小さな種がまかれるかのように、その一つ一つが気候変動を解決する力の一部になっていくのです。
実際に交渉官として将来COPの場に再び訪れるYouthももちろんいるでしょう。
(3)
は繋がる。
つまり、各国Youth同士と横のつながりをつくることです。
Youthは政治的・経済的な利害関係や国家間のしがらみなしに、純粋に気候変動の解決を目指した議論ができます。
これは私個人の幻想(?)かもしれませんが(笑)
気候変動の解決、美しい未来の地球といった共通のビジョンをもつ人間同士が
国というボーダーを超えて熱く語り合う姿、
その姿はまさに「人類の希望」なのではないかと思いました。
もちろん大げさな表現ですし、
Youthという立場であるからこそそういったことができるからであって、それぞれ役割を持つようになればまた変わってくるのかもしれませんがね。
それでも、「同じものを目指している」ことが国を超えて認識され、ひとつの大きな目標に向かってムーヴメントを起こす、というYouthの姿がそのまま交渉に現れたのであれば
真に気候変動の解決に向けて動き出せるのではないか
そんな理想を抱いています。
…長くなってしまいましたが
ここまでお付き合いいただいた方はありがとうございます。
残りわずかですが、COP19からまだまだ目が離せませんね!
残りわずかですが、COP19からまだまだ目が離せませんね!
CYJ派遣者も続々帰国していて、彼らの話を聴くのが楽しみな今日この頃です^^
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